ザ・フー

推し活

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以前、テレビの推し活特集で、アンケートを募集していた時に出そうかと思っていた下書きが出てきました。これを書いたのは多分2020年頃で、事情もかなり変わっているし、小っ恥ずかしいけど、当サイトの管理人はこんな人です...。

Q1. あなたがハマっている「推し」のジャンルは?
その他:音楽・クラシック・ロック

Q2. 具体的にあなたの「推し」を教えてください。
世界三大バンドの一つ「ザ・フー」のリード・ヴォーカルのロジャー・ダルトリー。でもバンドのメンバーはみんな好きです。

Q3.「推し」にハマったきっかけ、一番の魅力を教えてください。

年が離れた兄の影響で、小学生の頃からビートルズをはじめとするブリティッシュ・インベイジョンの音楽を聞いて育ち、ザ・フーはぼんやりと知っていましたが、ちゃんと意識するようになったのは映画「ウッドストック」を観てから。その後の映画「トミー」の頃は、ちょうどエレクトーンを本格的に習っていた時期で、特殊な研究クラスに所属しており、そこで「トミー」のオリジナルアルバムを通じて音楽性を深く学ぶようになったのが本格的なきっかけです。下手に音楽ばかりやっていたためか、何語の歌を聴いても歌詞ではなく、頭の中でハ調に変換して聞いてしまう癖があるのですが、ロジャー・ダルトリーだけは歌詞の思いが伝わって来ます。

Q4.「推し」に捧げる時間、何をしていますか?「推し」を応援する活動を具体的に教えてください。

愛を語りたい一心で、メンバーのピート・タウンゼントの個人的ウェブサイトがローンチしたのをきっかけに、ザ・フーの海外ファンと交流するようになり、2008年からザ・フーの公式サイトthewho.comでモデレーターとして活動しています。公式掲示板のモデレートの他、ツアーのチケット先行販売のヘルプ、インターネット上の世界中のファンの動向を調べたり、情報収拾、著作権違反のチェックもしています。

Q5.「推し」の存在、「推し」を応援する中で、良かったことがあれば教えてください。

ザ・フーのような大きなバンドには、世の中を推進する力があり、物事が世界中に浸透していくさまを眺められること。音楽だけでなく、そのビジネスやチャリティーから派生する大きな流れをグローバルな視点で学べることです。

Q6. 「推し」を応援する活動の中で、失敗したこと・トラブルに巻き込まれたことがあれば教えてください。

公式サイトのモデレーターだと言うと、新しい日本のファンの方に、マウンティングのように受け取られる場合があることです。しかし、それは自分が経験してきたこととはむしろ正反対。なにせ、60年代・70年代から100回以上もライブ参戦していたり、親から子への世代をまたぐ膨大なコレクションを持ち、今までの情報を全て抑えてきたような海外ファンの方達が集まる場所に一人きりで参加したのですから。英語が母国語でもない、来日回数も当時は一度きりだったようなライブ初心者の部類でしたし、何から何までおぼつかないファン歴で、自分の方が受け入れてもらう立場の「新参者」だったのです。きっと今でもそう思われていることでしょう。
かつては毎年パールハーパーやVE-dayのスレッドが立っていたようなところで、JAPという言葉を駆逐し、理解してもらい、世界中のファンが政治や宗教・人種・性別・年齢に関係なく、平易な英語でも、安心してバンドのことを語れるようにしてきた「物言う新人」でもありました。
また、ファンの方達の熱い思いに共感する一方で、常にバンドの立場や著作権を意識しなければならないので、目を潰れることとそうでないことの線引きがとても難しく感じます。

Q7.コロナ禍での活動について教えてください。
外出自粛期間中~現在、どんな方法で「推し」を応援していますか?「推し」とどんな時間を過ごしていますか?

ロジャー・ダルトリーが支援する英国の若年性がん患者の支援団体「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト」は、活動費の殆どを毎年3月末の定例コンサートの利益で賄っているのですが、今年はコロナ禍でそのコンサートが中止され、大打撃を受けています。
そこで、今までに頼まれて日本語に翻訳してあった公式サイトの音声インタビューやEメール・インタビューを本として出版し、その利益を同団体に寄付することにしました。ロジャー・ダルトリー本人も快く序文を書いてくれ、マネージャーやバンドの公認写真家、友人でもあるアートディレクター兼ウェブマスターにも協力してもらい、ザ・フーの公式サイトでも記事にしてもらいました。外国語(日本語)としては初のバンド公認本で、ほぼ半世紀にわたる推しとのコラボ本のようにも感じています。

Q8.「“推し”の存在で人生が変わった!」というエピソードがあればお答えください。

ファン歴が長過ぎて「人生が変わった」というよりも人生の殆どをバンドと共に歩んできたようなところもあり、バンド抜きの人生は想像もつきませんが、強いて上げるとすれば、努力すれば報われることを教えてもらっています。大昔の英語の知識をサビ取りしてなんとか使い、頭の老化を防ぐことを期待しています。

Q9. 「推し」にまつわる疑問・質問があったら教えてください。
またthewho.comでインタビューをお願いできますか?

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