ザ・フー

ザ・フーを観ずにザ・フーを追う旅!

投稿日:2020年4月8日 更新日:


kindpng.comより

Covid19で世界が荒れ狂う中、ザ・フーの英国ツアー参加で組んでいた旅程をほぼ決行してきました。

こんな時に旅行なんて・・・、と思われるかもしれませんが、時期的にはまだ渡英リスクが上がる数日前。あと1週間遅ければ色々とキャンセル可能だったかも、というタイミング。

その時点では、日本の方が感染者が多く、イギリスで迷惑をかけないよう、2週間の自主隔離をしてから感染していないのを自己確認して出発しました。

参加予定だったのは3月16日のマンチェスターと19日のダブリン公演。
まずリヴァプール入りし、マンチェスターに移動、飛行機でアイルランド入りしてダブリン公演、そしてロンドンを経由して帰国という10日間のスケジュール。

近年は自身の体調、家族の死・病気・入院・結婚・・・、と色々続き、このタイミングを逃したらまたいつ行けるか分からないので、半年かけて念入りに計画した渾身のスケジュール。
ところが・・・。

出発前。イギリスのFBフレンドさんが「日本から荷物が届いた!」と報告すれば、「うぎゃ〜〜!!」「日本からテロ行為!」「感染するぞ!」「2週間はそのままにしとけ!」と、ワラワラと続くコメントに苦笑いしていたような状況。
この時点で出発前の約2週間の自主隔離を決意しました。同行する家族は「心配するな、日本には『馬鹿には移らない』っていう諺がある!」を英語で即答できるように練習・・(苦笑)

偏見と差別が気掛かりでしたが、日本からの入国に英国が規制をかけないだろうか?というのが一番の心配事。日本はカテゴリー2で、英国籍の日本滞在者は、帰国後に2週間の自主隔離を推奨されていたものの、日本からの旅行者への制限はありませんでした。

今回はせっかくなので、いつもチャットしているザ・フーの関係者に「マンチェスター公演で会うか、ロンドンでアフタヌーンティーしない?」とメールを送ると、「ちょっとギリギリまで様子を見させておくれ・・。僕はもう少しで75歳になるから・・・」と、なんだか浮かない返事。それもそのはず、イギリスでは、その後すぐに70歳以上の自宅待機が推奨されました。日本とは意識の違いがあったようです。

出発3日前。5年ぶりのザ・フー公演、しかも自分にとって最後の公演になるかも知れない。ピート・タウンゼントと仲の良い長年のフー友に相談し、思い切って、どちらかの公演でピートに会うことが出来ないか打診。十数年も関わってきて、こんな行動に出たのは初めてです。「サインなし、ギフトもなし、接触が心配なら、スタートレックのヴァルカン式の挨拶だけで構わないから・・」と。すると「悪いけど、今回のツアーは保険の関係でバックステージに誰も入れないことになってる」と。
あ"あ"あ"、これってホントに前例のない深刻な状況なんだ・・。

少しガッカリしながらも、お時間を拝借したことに御礼のメールを送ると、すれ違いにもう一件のメールが・・・!
後述しますが、これは狂喜乱舞する内容でした。一生分の運をここで使っちゃったかも?しかしその喜びも長くは続きませんでした・・。

出発日。12日の夜8時過ぎ頃。深夜便のため、夜になって自宅を出る直前、「英国ツアー延期」が正式に発表されました。
直前まで悩んでいたのを、公演用戦闘服を抜いた後の半分だけ詰まったスーツケースを引きずり、空港へ向かう道すがら、どこまでザ・フー旅が極められるか?に集中していましたが、なんだか胸に圧がかかったように少し重苦しい・・。

前置きが長くなりましたが、ここからザ・フー関係を列挙していきます。

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