キース・ムーン、72歳のお誕生日!


本日8月23日はキース・ムーンのお誕生日!
存命でしたら72歳になります。
(1946年8月23日生まれ-1978年9月7日没)

動画は「トミー」オーケストラ版の73年オーストラリア公演より。

少し前にBBCラジオで、初回74年放送の「Who's Who」というタイトルで4人のメンバーそれぞれのインタビューを各週ごとにオンエアした番組の再放送がありました。

その中のキース・ムーンの回によりますと、このルー・ライズナーの「トミー」オーケストラの舞台版は、レコード版でアンクル・アーニー役をやっていたリンゴ・スターが断ったため、キースがやることになったそうです。

なんでも好きな衣装を着て良いと言われ、当時の運転手さんと一緒に探しに行き、数時間かけてサージカルピンク(ホットピンク)の男性用局部サポーターを見つけたんだとか。

オーストラリア公演では、二回の公演の合間に入れ替えのため、1時間半の休憩があり、チケット売り場近くのキャラバンを横切ろうとしたら、レインコートの下のそのピンクのサポーターが見えてしまい、「変質者」の疑いでメルボルン警察に逮捕されてしまいました。

「これは自分の普段の格好ではない」ことを必死に説明してもダメで、誰もキースに触ろうともしないそう。

警察のバンに連れて行かれ、そこでプロデューサーが呼ばれて、実際にそれが普段のキースの格好ではなく、舞台衣装であると釈明したのですが、いつも通りの格好で現れた時も再び逮捕されそうになったんだとか

いかにもキースらしいこの話、詳細を調べようとしたのですが、全く見当たりませんでした。
ザ・フーに関する書籍のほとんどが彼の死後に書かれたものであることから、おそらく当時のリスナーと今回のリスナー(そしてこのページをご覧の方)しか聞いたことのない話だと思われます。

もしこの動画のカラー版をお持ちであれば、ぜひサージカルピンクのサポーターを確かめてみてください!

更にこの74年のインタビューでは、所属していたビーチ・コマーズからロジャー率いるザ・ディトゥアーズに移った動機、自分のドラムとソリが合うオーディエンスのタイプ、スタジオでレコーディングする時はブースに隔離されるのが虚しく、ブランデーが友達であることなど、発音や話し方が非常に聞き取りにくいのですが、意外に自分のことを分析しているのが伺えました。

このインタビュー自体が大変珍しい資料で、ファンの間では入手困難とされている73年にBBCラジオでキースが担当した番組も少しだけ聞けます。その番組が成功しなかったことで、周りが去って行ったことも寂しそうに話しています。

他のメンバーのインタビューと共に、まだ1週間くらい聴けるはずなので、興味のある方はどうぞ。
https://www.bbc.co.uk/programmes/b0bcw8pj

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