ザ・フー

ドイツ版「ローリングストーン」誌インタビュー

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独占「マイ・ジェネレーション&ボール&チェーン」シングル付き独ローリングストーン誌のインタビュー部分を訳してみました。主に2019年ハリウッドボウル公演後のピートとロジャーへのインタビューから構成されています。

とは言え、管理人は全くドイツ語が出来ないため、何十年ものの独語辞書だけが頼りで、機械翻訳もウムラウトやエスツェットの入力方法を知らないので使いこなせず、大まかな意味しか分かっていません。

それにも関わらず、ピートが極めて雄弁に自身の政治的・宗教的信条を語っているため、シェアする価値があると判断しました。

もし独語に堪能で記事を読んだ方がいらっしゃれば、訂正及び追加の情報をお願い致します。


引用ここから〜〜〜

・ハリウッドボウル公演で最前列ファンとセキュリティーの間に揉め事があり、ピートが「セキュリテイー会社を名指しで「失せろ!」と叫び、演奏を一時ストップした件
「ザ・フーの公演では何が起こるか分からない。不快に思うなら観に来ないことだ」- ロジャー

・新アルバムの企画が来ても、最初はピートのソロアルバムのような気がして、ロジャーは何ヶ月も返事をしなかった。

・アルバム「WHO」のためにピートはロジャーと共有する何かを書こうと決意した。その一つは、彼らが「年老いた白人男性」だということ。ピートは彼らがある種の年齢層の人々を代弁し、またある種のファン層も代弁していると考えている。(不満の多い)55歳〜60歳の男性が本当に聞くべきなのは、ストームジーやケンドリック・ラマー、タイガなどのヒップホップ。なぜならそこには、迫害された人々の自己表現があるから。

・「ストリート・ソング」の完成途中版をホームスタジオでかけて、踊りながらハッピーな気分で思ったのは、「ドナルド・トランプやボリス・ジョンソンに全てを何とかしてもらおうとは思わない」ということ。音楽は常にある種の役割があり、それは魂を自由に解き放つ。必要なら、「革命を起こす」ことも出来るが、その一端とはならない。「無法の世界」と同じ。「革命したきゃしろよ、俺に出来るのは、そのサウンドトラックを提供することだけだ」

・英国ラップのグリムというエレクトリック・ダンス・ミュージックでは、郵便番号がフェチズム化されているが、それは近隣に住む者たちの感情に根付いている。彼らは俺たちが発見したことに気がついているだろうか。俺たちのロックは、本質的に(労働者階級の街である)ウェスト・ロンドンを歌っているということを。

・オーケストラとツアーをしていて感じるのは、その半数が女性だということ。ザックとコンタクトを取るために後ろを見れば、彼女たちの微笑んで俺を見つめる顔が見える。ロック・ミュージック界においても#MeToo改革が進むべきだ。

・弟のサイモンのステージ上での役割について
サイモンはかつて自分が弾いていたものを演奏している。そのため、自分には一晩中違う音を弾く自由が与えられ、時によっては弾かなくたっていい。とても才能があるから、ザ・フー・ファミリーで働かなくてはならないのは少し残念だが、アルバムには一曲入っている。

・2003年の逮捕について
(これは独語版自伝「Who I AM」に誤訳があった可能性がありますが、記者が書いていることをそのまま訳します)
汚職警官によって、情報が新聞に売られたため、調査が困難になり、無罪を確実に証明するのが難しくなってしまった。

・ナチから逃亡した自己破壊芸術家グスタフ・メッツガー、ハロルド・コーエンらの名前を挙げて
バウハウスの「『芸術とはかくあるべし』につきものの偏見を全て取り去る」という概念を取り入れた急進的な授業で彼らに教わった主なものは、彼らがコンピュータについて説き続け、「心得ておけ、ペンやギター、話し言葉、思考はコンピュータに取って代わられるだろう」と警告していたこと。それこそが「ライフハウス」の概念だ。

引用ここまで〜〜〜

ところで、この雑誌の入手方法は、まず送ってもらって振込用紙で払うのが基本でしたが、クレジットカード引き落としにも対応してくれるとあったので、英語でメールし、2週間に一回のやり取りを続け、やっと無事にクレジットカードに請求されました。長かった〜〜!

ザ・フー13年ぶりのスタジオ・アルバム「WHO」一家に一枚!

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