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2022年 ロジャー・ダルトリー「Who Was I?」全英ツアー

投稿日:2022年7月7日 更新日:


ロジャー ・ダルトリーの2022年「Who Was I?」全英ツアーへ参加。
ロジャー本人とのプライベート・ミーティングが叶い、大喜びしたのも束の間、そこで運を使い果たしたかのように、帰国72時間前の検査で陽性反応!帰りの飛行機に乗れなくなり、イギリスのホテルで自主隔離してきました。

2021年9月。ロジャーの「Who Was I?」ツアーが発表され、その翌月、2022年夏へと延期。チケットサイトを確かめると、2列目が放出されているではありませんか!!
翌年の夏ならコロナの隔離期間も無くなっているのでは?と淡い期待を抱き、恐る恐る保険をかけて席を確保。

2022年6月、いよいよイギリスへ。
街には活気が戻り、店員さんもキビキビ働き、マスクをしている人はほとんどいません。地下鉄には背広を着た中年のビジネスマンもほとんどおらず、コロナ禍でテレワークに移行したようでした。2年前の経験を踏まえ、今回は両替もせず、滞在中に現金を使ったのはタクシーのみ。

ロジャーには渡英を知らせていたのですが、返事がなく、フー陣営の友人達に「誰か思い出させたって〜」と援護射撃まで要請してしまいました...、というのはもちろん冗談。

ツアー前で忙しいのは承知しているため、ロジャーに会えなくても仕方ない、くらいの気持ちで、ロジャーの息子のジェイミーが経営するビール醸造場で、ロジャーの友人・ナイジェルに逢いに行くことに。

ナイジェルは、80年代にロジャー主演のTVシリーズで映画にもなった小説「バディ」の作者で、ロジャーのソロアルバム『アズ・ロング・アズ・アイ・ハヴ・ユー』の挿入歌『オールウェイズ・ヘディング・ホーム』の共作者でもあります。ロジャーの隣に住み、先日仕切り直しとなったキース・ムーンの映画の脚本を書くことに決まったばかり。

拙著『ザ・フー 公式サイト インタビュー集』を読んで下さった方なら、2009年の段階でロジャーが「農場に住む児童作家と脚本を書いてみる」と話していたのに思い当たるでしょう。

駅まで車で迎えに来てもらい、ロジャーの農場で働く若い方の社宅(? すごく大きい!)を横目に、醸造場へ。

天気がよく、地元のお客さん達で大賑わい。道は狭く、ペット達と徒歩で訪れる近所のご一家が幅寄せまで大急ぎで走り、私達に道を開けてくれます。

直にお会いするのは初めてでしたが、チャットを通じ、ナイジェルが相当なロジャーのファンだと言うことはよく伝わってきました。

ずばり、キースの映画について最も重視していることを聞くと、「全然決まっていない。どうやったら天才の38年間の人生を2時間に凝縮できる?」

ファンの私から情報を得たかったのか、バンドの人間関係についても少々話題に。

ロジャー派の彼からすれば、ピートのロジャーに対する長年の仕打ちが気になっているようでしたが、ピートが他のファンに対して個人的にケアしているのも知っている私は、「ピートにも優しい面がある。そしてロジャーとピートが全然違うことで、ケミストリーが生まれるんだと思う」と無難に答えておきました。

さらに、ロジャーの役割について説きたい時によく使う、「ザ・フーは雨上がりの庭」説を聞かれてもいないのにウザく展開。
「ピートの曲で作られた庭は、それだけで美しい眺めだが、ロジャーや残りのメンバーという雨に打たれ、鍛え上げられると、一見ダメージを受けたようでも、よく見れば、草木がもっと生き生きとして勢いづく」というものですが、これを聞き、「おぉ...!」と声をあげるナイジェル。
こんなボキャ貧の日本語訛りの英語しか話せない奴でも、想いは伝わっったようです。万が一、映画でこんな描写が使われた時は、このブログを思い出してくださいね!

ボブ・ディランの大ファンでもあるナイジェル。ロジャーとボブ・ディランが何十年振りかの出会いを果たした際、側にいたとか。ロジャーに会えて、ボブ・ディランがものすごく感激していたのが印象的だったそうです。ボブ・ディランの方が先輩なのに?この業界が人気商売でもある由縁でしょうか。

場所を屋外に移して、「今夜は嵐が来そうだ」と話していると、こちらへ向かって歩いてくるロジャーの姿が...!
「...いやあ〜、メールは見てたけど、ツアーのコロナの規制がよく分からなくってさぁ〜」と、堂々とした言い訳を交えながら(笑)
いえいえ、お忙しいのは重々承知していますから、お気になさらず!こうして最終的にはちゃんと来てくださったのですから!

ニコニコと少しぎこちなく、日本式のお辞儀で挨拶してくれました。

ヘザー夫人が不在で、お孫さんのベビーシッターの最中、他の人に頼んで抜け出してきてくれたとのことで、よくみると、Tシャツの胸や袖には奮闘した証のシミやハネがところどころに(笑)
「ベビーシッターがどれほど大変か」をずっと愚痴っていましたが、そう言いつつも、結局、私達の料理や飲み物にラップをかけて冷蔵庫に入れて、...と、自分からお世話をしてくれるロジャー、じっとしていられない働き者です。

前日が記録的な暑さだったこともあり、同じく暑かった初来日の話題に。
近年ずっと「初来日は2005年」といい続けるロジャーに、さりげなく「2004年」と伝えましたが、覚えていてくれるかどうか。

日本の暑さは気温が高いことに加え、湿度も高いことを伝える私。世紀の大スターを前に、お天気の話で時間を費やすなんて。でもロジャーは、まるで遠い親戚の陽気なおじさんのように、ビール片手に、うんうん、と楽しげに世間話に興じてくれるのでした。本当に気さくなんです。

どの日本ツアーか、はっきり言わなかったものの、日本のことはおぼろげに覚えているそうです。話は2012年の日本ソロツアーに及び、「あれは震災の直後だったからなあ。誰も日本に行きたがらないと聞いてね。あんなに良い国なのに。それじゃあ、俺が行ったるわ!(飛びっきりの笑顔で)」
ツアーの演目だった『トミー』のテーマの一つが「再生」であり、当時打ちのめされていた我々日本人に取って、大きな励みになったことに、改めて御礼を言いました。

キース・ムーンの映画についても、色々語ってくれました。おそらく世界で最も新しく、本人による正確な情報でしょう。ここでは差し支えない範囲で書きますね。

日本のメディアにも掲載された「ジェフ・ポープの脚本で6月にキャスティング開始」というのは、またもや中止になりました。
現在ロジャーと一緒に脚本を書いているのはナイジェル。
 
最初同行する筈だった、あるザ・フー関係者が来れなくなり、「貴方1人で強い日本語訛りの私達を世話しないといけなくなりましたよ」と伝えると、「強い日本語訛りだって?おいおい、僕は耳が遠いんだ。それじゃ、手話で交流するしかないな」と返して来たユーモアの持ち主。これは大いに期待できそうです。
 
なぜ当初気に入っていたジェフ・ポープの脚本がボツになったのかも聞きましたが、ファンとしても見たくない、十分納得できる理由でした。

キャスティングについてロジャーに尋ねると、「まだ全然決まってない。まずは監督を見つけなきゃ。それからだ」と。「だが、絶対やり遂げる」とも。

ここからは質疑応答の形で。ああ、レコーダーをセットしなかったのが悔やまれる...。

私「あなたはいつも『キャリー・オン・キース・ムーン(キースのコメディ路線を続けること)』にはしない、と仰いますが、それだとファンが望むものから遠ざかるのでは?得にカジュアル・ファンにとっては」

ロジャー「『キャリー・オン・キース・ムーン』にはしないさ。キースが自分をコントロールが出来なくなったのは、『あの事件』があってからだ」

私「あの事件は、『本当はキースが起こしたのではない』という噂があります。『本当はあの人だった』と。真相は?」

ロジャー(それまでレイバンのサングラス越しに視線を送り、和やかに話していたのが突如、「なんでコイツが知ってるんだ??とばかりに、あの有名なベイビー・ブルーの瞳にギラリと炎が揺らめき、キッと直に見つめ)「だが、誰も見ていないだろう?それが厄介なんだ。死んだ人に関わることを新しく追加するのは難しい。もう反論したり、意義を唱えられないから。キースが関わった事件の殆どは、誰も目撃していない。俺だって、『プールに沈んだロールス・ロイス』を実際には見ていないしな」

私「でも、あなたは請求書を見て、車のお金を払ったんですよね。自伝で仄かしている様に、騙されたと思いますか?」

それには答えなかったものの、ロジャーにはキースのキャラクター描写に対する明確なビジョンがあるようで、色々と解説してくれました。この点は映画が完成してからのお楽しみ、ということで。
確かなのは、「フーのミュージカルにはならない」ということです。

さて、海外ライヴ参戦組の皆様!
クリスマスにはある近年のライヴのリリースがあるとのことです!お楽しみに!

そして現ソロツアーのセットリストについて。
こちらは既に動画サイトに映像が投稿されていますが、「特に新しい曲はやらない。やったことのあるフーの曲、ソロの曲、ウィルコとの曲だ。でもアレンジは全然違う。『ババ・オライリー』もガラッと変えてある。『レット・マイ・ラヴ〜』はケイジャンっぽい」
 
最新ソロアルバムでは、『ハウ・ファー』が好きだと伝えると、「一度リハーサルはしたんだよな。オックスフォードでやるかも」と言っていましたが、結局演奏せず。
 
世間話に興じていると、「湖を一緒に散歩しようか?」とロジャーからの嬉しいお誘い。
敷地の非公開部分につき、立ち入るには許可がいるとのことで、農場の管理人さんに聞きに言ってくれました。
ロジャーと長い付き合いで信頼されているDJが、一緒に湖のほとりを歩いた話を思いだし、自分にもモデレータ兼広報係として、ロジャーのあるがままの姿を伝える役割を求められているような気がしました。
 
後で戻って来た時のために、ラップを取りに行き、チーズの盛り合わせやレバノン料理、ジュースの残りにかけ、冷蔵庫に。食べ物を粗末にするのは嫌いなようです。一生の不覚ですが、ビールの醸造所だというのに、ビールを頼まなかった私、バカバカバカ!
「...ビール、上手いのに」と言われても、テンパってて、つい忘れちゃったのです。追記:同行者が後で訂正してくれました。ビールを楽しむナイジェルとロジャーの前で「普段アルコールは飲まないんです。酔っ払うと頭がクラクラしておかしな行動をとるから」即座にロジャーから「アルコールを飲むのは全部そのためだろうが!」いや、ごもっとも(笑)
 
歩きだすとすぐに、昨年、腰椎の圧迫骨折をした私の足元がおぼつかないのに気づき、「本当に歩けるかい?」
記憶に間違いなければ、全部で5キロ近い道のりになるはず。同行者が必死に「ダメです!ここで万一転べば、イギリスでまた数ヶ月寝たきりになっちゃいます!」
 
「農場のトラックを持って来てやるよ。すっげえキッタナイやつだけど」と一人戻り、結局友人の車を借りて来てくれました。フットワークの軽い脅威の78歳。
後で見たトラックはかなり車高が高く、多分乗れないと思ったのでしょう。結局ベビーシッターの延長状態になってしまい、申し訳ない。
 
車に乗り、いよいよロジャーの王国へ出発。ナイジェルは同行せず。

BBC『トップギア』にロジャーが出演した回をご覧になった方ならお分かりでしょうが、ロジャーの運転は思い切りがよく、かなりの腕前。
とはいえ、湖のほとりには道と呼べるような道はなく、ただ単に、草の上を誰かが踏んだ跡があるだけ。平坦な場所はまだしも、高低差がある場所では、高い木々の間を通り抜け、まるでディズニーランドのジャングルクルーズのよう。
世界的ロックスターとデコボコ揺られながら、自分の骨折体験を語ってしまい、我に帰って恥いるばかりでしたが、「わっかるよ〜。ありゃ、キッツいよな〜」と、どこまでも気のいいおじさん風のロジャー。
 
自らデザインした4つの湖のコンセプトを説明しながら、「とても誇らしく思っている。自然が俺の友達だ。フェラーリは持ってないよ!(大笑い)」
 
「これを全部一人で作られたんですよね?」と聞くと、
真顔でじっとこちらを見つめて、
「いや、一人じゃない。3人だよ」
話を盛ったりせず、あくまでも正確に伝えようとする正直なイメージのロックスターそのもの。
 
昔の養魚業の名残などを見ながら、ロジャーが手掛けた様々な事業にも想いを馳せ、「先ほど、マッカートニーの80歳の誕生日の話をしましたよね。あなた自身の80歳のプランはどうなっています?」と尋ねると、笑いながら「おお!分からない!喉次第だからな。検討がつかないよ!...でも『前より良くなった』って言われるんだ(ニヤリと笑う)」
 
絵画のような小島に目を奪われていると、車を停めて、「写真撮れ!」
折角なので、彫刻のようなロジャーの横顔も入れようとすると、何故か「俺はダメ!俺はダメ!俺はダメ!」と笑いながら、必死にのけぞり、フレームに入るまいとプルプルしながら座席に身体を沈めるロックスター。仕方ないので、ロジャーの上に思い切り身体を乗り出して撮らせてもらいます。
「日本っぽいだろ?」と、その場所は当人のお気に入りでもあるようでした。
 
lake
 
ドライブのクライマックスは牛舎。放牧中で、中に牛はいません。70年代に雑誌で見た、巻き毛をなびかせて上半身裸で放牧する姿の記憶と、横に座る親切で陽気な白髪のおじさんの姿が重なり、感無量です。ああ、こんなに長い間、この人は私のアイドルなんだ...。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
遠くに見える釣り人に「ありゃダメだな、この天気じゃ時間の無駄だわ」等と、たわいないお喋りが続くなか、日本と英国の国民性の違いについても触れるロジャー。日本人の勤勉さが気に入っているようでした。
「イングランドの若い奴には、怠け者もいるからなあ」
 
「でも、貴方は働き者ですよね。牛の放牧に釣り、歌うことや演技...。どうやって全部こなしているんです?」
 
「どうかなあ?なんせ15歳からず~っとこうやって働いてきてるんだから。それが当たり前になってるしなあ」と大笑い。
 
30分ほどのドライブを終えて醸造所に戻ると、また冷蔵庫から飲みかけのジュースを持って来てくれました。本当に気が利く!
 
ナイジェルを交え、みんなで写真を撮ると、そろそろ帰りの列車の時間。ロジャーもベビーシッターに戻るため、徒歩で今来たばかりの道を帰りました。約3時間半の楽しい滞在が夢のようです。
 
駅まで送ってもらう途中、ロジャーの屋敷が見える私有地にも連れて行ってくれ、「あの窓がロジャーの寝室で、あそこは...」と説明してくれるナイジェル。
 
この辺りの土地は肥沃ではないため、作物が育たないことから牛の放牧を選んだようですが、昔読んだインタビューで、カントリーサイドの雇用問題について話していたのを思いだします
領主としてこの「ロジャー・ダルトリー王国」を束ね、地元の若者らの雇用を産み出し、それと同時に初期からの開墾仲間を今も大切に扱っているのに感銘を受けました。
 
常々ロジャーは青池保子先生の漫画に出てくるような、「今年は○○が足りないから、あの土地をみんなで襲ったろ」と相談する、沈着冷静な領主の1人のようだと考えていましたが、当たらずも遠からずだったようです。
広大な土地の長としての立派な人生がありながら、ザ・フーを続けてくれることに改めて感謝です。
 
ところでロジャーの醸造場ですが、行ってみようという方はご注意ください。

・必ず車を手配。最寄駅から徒歩で行くのはまず不可能です。
・予約はした方が絶対いいけど、返信が遅い。手を替え品を替え人を替え、6度目に「常連さんがメインで、インターナショナル・ゲストはお呼びじゃないの?それならそう言って」と泣きつくと、ようやくロジャーの義理の息子さんから返信あり。ホームページにある予約サイトの利用がオススメ。
 
Taproon

天井はロジャーが塗りました。

 

 
 
 
 
ブライトン公演の後、あまりの素晴らしさに、思わず「ドライブ中、ロジャーは『80歳のプランは分からない』と言ってたけれど、伝えてくれますか?絶対続けるべきだと!」と、ナイジェルにそう言うと、
「もちろん、そうすべきだとも!」とナイジェル。ロジャーの声は地球の宝です!
 
 
オックスフォード公演では、グッズ売場にロジャーへの質問を入れる箱があったようです。幾つかに答えたものの、音楽産業の現状の課題という、いつもの視点からで、特筆するようなものはなく、本人もしまいには紙を破り捨てていました。
 
ブライトンもオックスフォードも、仕込まれたように、テイラー・スウィフトの曲を作曲したビリー・ニコラスに、ストリーミングで得た収入を尋ね、ビリーが「...4ポンド」と答えるスタイル。
ニューヨークでロックダウン時に補償がなかったケイティに、その期間のことを答えさせ、このツアーは、周りの音楽業界従事者をサポートするために行っていることを毎回アピールしていました。
 
 
 
 
さて、ここからはアンラッキーなことが続きます。
 
当初の予定では、オックスフォード公演の翌日に帰国する筈でしたが、ホテルに戻り、搭乗72時間前検査の結果を確認すると、まさかの陽性!ずっとマスクもしていたのに!
 
「可愛い妖精さんに変身しちゃった!」と自虐的に笑いながらも、ここからは本当に大変でした。
 
フライト変更しようにも、航空会社の現地営業所は、何十回電話しても、何分も待たされた挙げ句、強制的に切られます。
仕方ないので、日本の営業時間を待ってから日本に電話しても、数十分、何度待っても繋がらず、その間の国際電話代はかさむばかり。搭乗予定の便はとっくに出てしまいました。
 
保険会社に連絡して、再テストは5日後に決まり、万が一また陽性だった時のために、領事館へも連絡。回復証明書を出せる医療機関を見つけ、領事館レターを発行してもらうためですが、即日発行ではないので、「結局みなさん陰性になって戻られます。実際に発行したことはないです」とのこと。
 
景気が戻り、ホリデー・シーズンに入ったロンドンは、ホテルも全然空きがなく、円安で予算内のを見つけるのは至難の技。それも連泊は取れないので、最後はオーバーグラウンド路線の駅近いホテルに移らざるをえませんでした。
 
一番の難関が代替フライトの確保。7月一杯は空きがない... 。
仕方なく、持っている帰りのチケットを放棄し、他社便を取りましたが、エコノミー片道、なんと二人で91万円。何故か自分のカードに警告が出て使えず、カードを一種類しか持って来なかったので、同行者がいなければ、完全に積むところでした。
 
2度目の検査でなんとか陰性が出て帰ることが出来ましたが、日本に到着してからの検疫で、「無症状だったのに、最初の検査を何故受けたのですか?」と聞かれ、思わず「政府の方針で、72時間前に陰性を証明しないと帰れないからです!」
 
この状況は今後も続き、欧州各地の空港で、ストやキャンセルが生じています。これから行く方は、極力、直行便で予約変更可能なチケットにしときましょ!
 
今回の旅は、滞在中に30年振りの英国の大規模な鉄道/地下鉄ストにも3回遭遇しました。21/23/25日で、移動日にあたってしまい、ブライトンからオックスフォードへ行くのに、バスに変更し、6時間。
 
ロジャーは自分の各公演日にはちょうどストがあたらないことにご満悦。「翌日に移動して追いかけるファンには影響するんです...」と言いたかったものの、ガハハハと機嫌良く笑ってるのを見て、やめておきました(笑)
 
幸運と悪運が交互に訪れた今回の旅ですが、果たして23年にザ・フーの欧州ツアーは行われるのでしょうか?
だとしたら、万難を排して参加し、その勇姿を見届けたいと思います!
いっそのこと、醸造所でチャリティー・オフ会でもしちゃいましょうか(笑)
ご一緒にいかがです?
 
 
RD

オフ会幹事予定のおじさん(嘘です)

 

 

 

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