ピート・タウンゼント 翻訳

ザ・フーのピート・タウンゼント、最もよくググられた質問に答える

投稿日:2019年12月1日 更新日:


ユーチューブに投稿された動画「ザ・フーのピート・タウンゼントが、最もよくググられた質問に回答」の中に、例の「キース・ムーンとジョン・エントウィッスルに関する発言」を理解させやすくする部分があったので、聞き取ってみました。

ピート、とても面白いので、実際の動画も是非ご覧になってみて下さいね!

動画:RadioX

 

引用ここから〜〜〜

ザ・フーや他にも色々やってるピート・タウンゼントです。
僕の一番グーグルで検索された質問はこちら。

(音楽)
グーグルによると・・
「ザ・フーはモッドなの?」

ピート:手短に答えると、おそらく「ノー」です。「モッド」とは、生き方の様式であり、そういうものだったからです。パリのファッション、イタリアのミラノの原付スクーターの粋なところを合わせ、デトロイトのタマラ・モータウンから流れてきた音楽と組み合わせるというものでした。それは幾分、『ジェンダー』の壁をうち破ることでもありました。僕たちは一人で踊ることが許され、ゲイをちょっとだけ見つめたり、やりたければメイクをしたって良かった。そしてザ・フーはモッズとして受け入れられたのです。

ピート:「次の質問は『ザ・フーのドラマーって誰?」
これは答えづらいですね、というのも、ザ・フーのドラマーは歴史的にはあの有名なキース・ムーンで、悪ガキで、クレージーな奴、全然違う種類の違うドラマーでした。あらゆる意味で普通のドラマーとは違い、あまりにも多くの音を叩いていたのです。普通ならギター奏者は『レロレロべロレロ〜』と鮮やかに弾きまくりますが、キース・ムーンが『レロレロべロレロ〜』をやっている間、僕はギターでリズムを刻むしかなかった。今は弾きまくってますけどね。それはさておき、現在のザ・フーのドラマーは、ビートルズのリンゴ・スターの息子、ザック・スターキーです。ザック・スターキーが10歳のとき、父のリンゴ・スターから与えられたのはギターでした。それをキース・ムーンが全部変えちゃったんです、キース・ムーンがザック・スターキーにドラム・キットを与えたから。それから話は広がっていきます。

ピート:「〈ザ・フー〉と〈ゲス・フー〉は同じバンド?」
大バカ者め。もちろん違う。

ピート:「ピート・タウンゼントの長編小説って何について?」
・・買えよ、小説を。そして読め。
ええと、それは『The Age Of Anxiety(不安の時代)』と言います。それは今日の事実について。ラブリーなグレタが登場し、科学を信頼するよう、僕達に告げました。検索しましょう。

ピート:「科学はどこに?」
現在、僕達は、子どもたちや孫たちの将来のため、憂いています。僕らは地球のことを心配しています。クリエイティヴなミュージシャンとして、聴衆に目を向けると、聴衆が必要としているのは何か?それは科学です。おそらく音楽ではありません。科学的な知識を与えられないのであれば、彼らに希望を与え、高揚感を与え、気晴らしを与えます。ことによると、(ラッパーの)ストームジーが彼らに与えているもの、すなわち残酷な事実を与えるかもしれません。または、ビリー・アイリッシュが与えているもの、つまり女性のパワー、若い女性のパワーを与えるかもしれない。それが何なのか、誰が知るでしょうか。それが僕の本で扱っているもの、「不安」です。

ピート:「ピート・タウンゼントが弾くギターは?」
そうですね、何年にも渡って僕が弾いてるのは、主に「フェンダー・ストラトキャスター」です。ギブソンは破壊しやすいギターの一つですが、一旦壊されると元に戻しにくい。軽量ですから。昔はフェンダーを好みました、接着剤でくっつけられて、また使える。だから一度だけでなく、また使えていたんです。

ピート:「ピート・タウンゼントはインスタやってる?」
ええ、やってますよ。ユーザー名は「@yaggerdang」。僕がかき鳴らすギターの馬鹿げた音のことです。「ヤガダーンッ!ヤガダーンッ!」ってね。

ピート:「ピート・タウンゼントはどうやって聴力を痛めたの?」
家のスタジオで曲を書いていて、イヤフォンを使って耳を痛めました。かつては曲を書いて、それからイヤフォンをつけていたんです、飲みながら「おお、こりゃ最高!」、また飲んで「もっと良くなったぞ」、それからもっと飲んで「ますます最高」、(つまみを回す身振りをして)それはもっと大きな音に。なので、ライブでの爆音の音楽のせいではなく、家のスタジオで音楽を爆音にしたからです。

ピート:「『マイ・ジェネレーション』をインスパイアさせたのは?」
さて、僕の家の外で、僕のパッカード社製霊柩車をレッカー移動させた皇太后によって触発されたものだという話があります。しかし、これは本当に起こったことではありません。「マイ・ジェネレーション」は、アーティストとして、僕が感じた事実によってインスパイアされました。僕達は、第二次大戦に関わった全ての人々と、戦後間もなく生まれた全ての人々の間に、一線を画さなければならなかったんです。(戦前生まれの)彼らは、僕らのために大きな犠牲を払いましたが、僕らには何も与えてくれませんでした、ガイダンスやインスピレーションもなかった。本当に何もです。僕達は、自分達のことを「公民権を奪われた」とかつては表現していました。軍隊に入ることは許されず、語ることも許されなくて、ただ口を閉ざし、平和を謳歌するように求められたんです。それで僕達は、そんなことはしないぞ、と決心した。

ピート:「ザ・フーは『ワイト島フェスティバル』に出た?」
あれを作り上げたのは僕達だ!
二つの最も重要な回に出演しました。最初はボブ・ディランやムーディ・ブルーズ他と出演して、2回目はジミ・ヘンドリクス、ジョニ・ミッチェル、その他大勢と一緒にね。僕らはどちらにも出演した。そして1972年のやつでは、(フェスティバル主催者側が)金儲けのためにプロモートをやった。良いプランだ。フェスティバルを開いて、金を稼ぐ。

ピート:「ザ・フーはツアー中?」
していますよ。ちょうど今、僕らはツアーをやっています。ツアーをやって65日間、38のイベントをこなし、もうヘトヘト。そして3月には、僕達はUKに戻って、各都市でやります。ザ・フーの公式サイト「thewho.com」を訪れて、どこでやるか、みて下さい。僕らを見に来てくれると良いですね。最適な席を手に入れて下さいね、3千ポンド(約43万円)以下じゃダメですよ、さもないと本当に見に来る価値がありませんから。

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引用ここまで〜〜〜

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いよいよ12月6日発売!13年ぶりスタジオ・アルバム「WHO」!
その発売日に爆音鑑賞会行います。
ご予約・詳細は: https://gakki-cafe.com/event/20191206/

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