ザ・フー

WHO爆音鑑賞会

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2019年12月6日は待望の13年ぶりザ・フーの新作アルバム「WHO」発売日、そしてその日にファンが集まり、爆音で一緒に鑑賞しよう!という会が開かれました。

主催は音楽専門チャンネル「ミュージック・エア」が経営する「楽器カフェ」さん。

最初にお話を頂いた時は、発売日にアルバムの話をドヤ顔で出来るわけもなく、お断りしようと考えました。

しかし、アルバムをプロモートするのに良い機会かもしれないし、「ギャラは不要なので、その分をロジャーが支援する若年性がん患者の慈善団体に寄付して下さるなら」という条件で引き受けることに。

とはいえ、いや、どうするの、コレ。多少情報に長けているとはいえ、所詮アマチュアなんだから、出来ることなんて殆どないでしょ・・・!

そこで思いついたのが、ピートのVlog(動画ダイアリー)で、製作過程を振り返ることです。
アルバム発売の発表後、ピート・タウンゼントは熱意ほとばしる怒涛の勢いでブログを更新、同時に動画も投稿していましたが、リアルタイムで追いきれず、いずれ順を追っておさらいしようと思っていたところでした。

聞き取り翻訳し、字幕をつけて動画製作するのに2ヶ月。その間、台風の後に家中のネットが死んでしまい、「修理は1ヶ月後」と告げられた時はパニックでしたが、なんとか3週間以内に3回修理来てもらい、事なきを得ました。教訓:クラウドに頼っちゃダメ。

そして当日。

■タイムテーブル

18:55 開場・受付開始/サインなど展示
19:04 「サミー・ヘイガーRock & Roll Road Trip 3 #2」上映
19:20 ステージトーク集(8分半)
19:30 開演/イベント趣旨説明・注意アナウンス
19:35 モーガン・フィッシャー氏スピーチ
19:45 「俺の/あたしの『熱烈ザ・フー愛』3分間スピーチ」
20:05 鑑賞会準備
20:10 鑑賞会開始/映像上映
21:10 終わりの挨拶
21:15 みんなで「Pinball Wizard」を合唱
21:25 交流
22:00 撤収

入場開始が少し遅れ、寒い中、参加者の方達を外でお待たせしてしまうことになり、大変申し訳ありませんでした。

それでも、受付を済ませてロジャーとサミー・ヘイガーの映像が始まると、どっと笑い声が。スペシャルゲストのモーガンも、ロジャーが釘を飲んでお腹に手術の跡が残ってしまった話は知らなかったそうです。

その後、まさかの公式が!発表した「おトボケ・ステージトーク集」
何年もツアー・レポートを続けているザ・フーのキーボード・テック、プライアン・ケヒューの「バックステージ・ブログ」の一部として発表され、単独ではアナウンスされなかった動画です。埋もらせてしまうには惜しい、ロジャーとピートの何十年にも渡る「まだ根に持ってる」あの件が語られていて、尚且つトコトン素っ頓狂な可笑しさがこもった作品。
こんなレジェンドのバンドなのに、公式が本気でこんな企画をしてしまうザ・フー、やっぱり面白すぎでしょ。

そして「俺の/あたしの 『熱烈ザ・フー愛』3分間スピーチ」

まず、当日のスペシャル・シークレット・ゲスト、東京在住で、ザ・フーの旧友でもあるモーガン・フィッシャーさんの登場。

ちょうど2日前、モーガンさんから「キース・ムーンの映画」の件でメッセージをもらい、咄嗟にこのイベントに来てくれるように頼んでみたところ、快く応じて下さいました。

時々チャットするものの、実際に会うのは何年振りでしょう?このイベントで嬉しかったことの一つです。

「スピーチ・コンテスト」はファンに勝ってもらいたいと仰るので、別枠で短いスピーチをお願いしたのですが、事前に段取りを伝えていなかったため、「一番最初?『F**K!』」とイギリス人痛恨の気合いであの四文字言葉を間近で浴びせられることになり、やっぱりこの迫力で言わなきゃダメなのか〜、と妙な感動(?)を覚えました。

途中でも、自分に聞かれたのかと思って答えをボソッと呟いてしまったら、「お前はザ・フーの専門家だろ!(お前が答えてどうする!)」と喝が(笑)

モーガンさんのスピーチは、各メンバーの思い出話をそっくりなモノマネ付きで。
ご持参の「ぶどうジュース」も良い塩梅に効果を発揮、いやあ、ノリノリでした!
当然、会場も大・大・大爆笑。個人的には、特にジョンの真似がウケました!

面白過ぎるので、いつかパート2をモーガンさんが毎週のように企画しているサロンで実現してくれるようにリクエスト。モーガンさんは2004年の初来日公演にも参加しています。早く続きが聞きた〜〜い!!

 

その後はスピーチ・コンテスト。

これが最高でした。
長く熱い、ザ・フー愛のこもった、絶ッ対「3分に濃縮するの無理!」企画でしたが、予想通り、スピーチ提供者全員の、笑いと涙とユーモアが散りばめられたお話に、会場に感動の嵐。優勝は北海道の帯広市でただ一人、ヴァージン・レーベルの「マイ・ジェネレーション」を当時ゲットした方。賞品として、07年ザ・フーFC発足時の特典CDが贈られました。
プロ・カメラマンなのに、苦労してフォトパスを獲得するも、ザ・フーを目の前にしてしまうと涙で撮れなくて苦労した件をお話しして下さった方がモーガンさんのイチオシ。

どのスピーチも何れ劣らぬ感動もので、本当に皆さんが、長年このバンドを支えて来て下さったこと、そしてそんなザ・フー愛溢れる方達が一堂に会せる幸せを噛み締める濃厚な時間でした・・・。

そして、「Please Come To Japan!」とメッセージを掲げ、全員で写真撮影、本日のイベントのためにメッセージをくれたザ・フーのロジャー・ダルトリーに送ろう!というあざとい企画。

メールに添付出来そうな範囲で、個別の希望者の方達の写真も数枚撮らせて頂き、これもロジャーに送り、日本のファンの存在を身近に感じてもらおうと思います。

返事は期待しないでね、昨日の動画を観た方ならお判りのはず・・・(笑)

 

 

本日のメインイベント、鑑賞本番。

待ちに待ったザ・フーの新作アルバムを、ピートの動画ダイアリーを同時上映で鑑賞。
会場入りして、リハーサルをしようにも、何せ発売日当日だったため、十分に行えず。
音と映像の表示がズレてしまう場面もあり、ご迷惑をおかけしました。
後で「動画が良かった」「動画が欲しい」と仰っていただき、字幕ソフトも使ってないような素人仕事には勿体無いお言葉に、涙・涙でした。
新作の感想をお聞き出来なかったのが心残りですが、このメンツなら一言二言じゃ終わらないでしょうから、仕方ないですね(笑)

次は「Pinball Wizard」カラオケ!
事前に歌詞が配られていたにも関わらず、・・・・アレ?まさかのすっ飛ばし!?
参加者の皆さんからのご指摘で、仕切り直し。
それなのに、・・・カラオケソフトに不具合があったようです。
ここで「Sure Plays A Mean Pinball!」とみんなで拳を突き出し、威勢良く歌えるのとそうでないのとでは、スッキリ感が全然違ってしまう・・。

そこに救世主登場!
スピーチコンテストにも出演頂き、その強固なファン歴とトリビュートバンド歴を語って頂いたお一人から、急遽、ボランティアでギター演奏のお申し出が・・・!
会場のギターはろくに調律もしていないようでしたが、そこは確かな技術と迫力で、見事に弾ききって、全員をリードして下さいました!
感謝、感謝です!ク〜〜ッ、カッコイイ!!
おかげさまでスカッとしました!

皆さんが一斉に歌う様子は、動画でも撮らせて頂きました。素敵なギター演奏で、手術後で喉をいたわってる真っ最中のザ・フー大好きロジャーに送るのは、歌いたくさせてしまうと申し訳ないので、せめてバンド関係者に送ってみようと思います。こんなに沢山の方達が、ちゃんと英語で歌えてる!何度もバンドが再訪しているメキシコの熱いファンに負けて入られません!

会の終了後、モーガンさんは沢山の方達と笑顔でフォト・セッション。ノーギャラなのに良い人過ぎる、そして面白過ぎる(笑)
限られた時間でしたが、何人かの方達とお話させて頂き、こんなにもグダグダな進行であったにも関わらず、お褒めの言葉を頂いて、本当に感謝、感謝の至高のフー時間でした。

楽器カフェさんが最後に仰っていた「来年の来日を願い、その際はまたファン・イベントを!」という言葉が、何だか急に実現可能な気になってきくる単細胞、根拠は何もないですが・・・。
ただ、これだけは言えます!バンドは日本が気に入っていて、できるものなら訪れたいと常に考えている、と。それには、作品を理解し、自身の内面に取り入れようと共感して下さる強固なファン層の協力も求められていると思うのです。

手作り感満載のパッとしないファンページではありますが、できるだけ情報を供給していきますので、引き続きよろしくお願い致します。

動画や写真に写っている方で、ご希望の方はツイッターのDMかFBページのメッセージでお知らせください。

改めて、手術後にも関わらず、メッセージを送って下さったロジャー、ノーギャラで駆けつけて下さったモーガン・フィッシャーさん、リストにしてpdfで7ページにも渡る素材を使わせてくれたthewho.com、どうしても聞き取れなかったピートの一言を聞き取ってくれたthewho.comチームのBomber、開催までに時に励ましながら、当日テンポよく司会をして下さった「楽器カフェ」さん、ご参加下さった全ての皆様に感謝いたします。

どうでもいい余談ですが、昨日の「どうでもいい話」のチラシに乗せた「有名ドラマーの父である有名ドラマーが参加」の件、アルバム発売後、早速世界中から「確信した、あそこに彼のドラムが聞こえる」だの「ボーナストラックがそれだ、彼のドラムスタイルは知り尽くしてる」などの噂が飛び交ってるそうですよ!そこに「仲間のベーシストは忙しくて来れなかったんだ、・・ハッ、何てこと言っちまったんだ?」だの、「彼のベースも入ってるでしょ、間違いなく」と冗談で聞けば「よく気がついたな!」と答えるザ・フー、ちょっと可笑し過ぎですね(笑)

昨日まで世界で3人だけ知っていた事実。後々「裸足のポール死亡説」みたいなことにならないよう、お伝えしておこうと思いました・・・。

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