thewho.comエディターであり、『四重人格』ツアー視覚効果エグゼクティヴ・プロデューサーであるロブ・リーのブログ翻訳を許可を得てFBページに投稿しています。
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121212コンサートで驚いたのは、本当に、若い世代がフーを支持していること。(ロジャーのシャツ全開論争も、ですが・・・)
4年間のツアー不在。それは、17歳だった子達も21歳になり、ティーンエイジャーを取り巻く環境は様変わりしていることを意味します。
「これぞ本物のロックン・ロール」
リアルな音楽を知らずに育った彼等が、圧巻のパフォーマンスを前に「自分は異端者なんかじゃない、みんながこれを欲しているんだ!」と一斉に気付いたかのよう。
おそらくこの先は一曲ダウンロード全盛時代にあってダブル・アルバムの様式美に魅せられる若いファンも出て来るのでは。
これこそザ・フーの世界。
一見小難しいようだけど、本質は、常にWho Are Youと問いつめられ、追い立てられる、究極のスピリチュアル・ジャーニー。
今回のツアー、演奏はもちろんですが、12-12-12 サンディ・コンサートのキース・ムーンへのトリビュートがローリング・ストーン誌の傑作10大場面に選ばれたり、ブログ元リンクのコメント、Tiwtter、各報道機関でも視覚効果が絶賛されています。
観るものによって、全く異なる反応。しかし、確実に影響されている。
ちなみにロジャーはヴィジュアル・コンセプト&クリエイティブ・ディレクターとして今回のツアーパンフでは制作陣の一番上にクレジットされています。
ピートが影響を受けたロイ・アスコットのインタラクティブ・アートをロジャーが直感的にすんなり具現化している。
今回のブログで、この観客とのインタラクション(相互作用)は、ロジャーが望んでいたことだったのも分かりました。
抽象的な表現、それでいて明瞭なコンセプト。これは『トミー』ツアーでも同じ。
ピートとロジャー。あの二人は全く違う方向に進みながら同じゴールを目指しているんでしょう。