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12-12-12 ハリケーン「サンディ」被災地支援チャリティー・コンサート情報:ザ・フー、ライブ放送編

投稿日:2012年12月13日 更新日:


Setlist:
Who Are You
Bell Boy
Pinball Wizard
See Me Feel Me Listening To You
Baba O'Riley
Love Reign O'er Me
Tea and Theatre

12-12-12 コンサートの舞台となったマジソン・スクエア・ガーデンは、12月5日に四重人格公演を行なったばかり。それに合わせてロジャーのクリエイティブ・チームも米国入りしていて、始めからザ・フーに有利となるだろうことは明らかでした。

リアルタイムでの放送でザ・フーが『Who Are You』で遠慮なく「4文字言葉のF爆弾(笑)」を炸裂したことで、放送現場では少し戸惑いもあった模様。

ピートが『Tea & Theatre』の最後に4文字言葉のF爆弾(笑)を落としてステージを去り、その後に司会がキースとピートを混同して「若い視聴者の皆さんやお子さん、遅くまで起きてたらキースムーンおじさんから新しいことを習いましたよ」と言ったため、TwitterではKeith Moonが一時ワールドワイド・トレンドになる一幕もありました。

また、この司会者の「シャツを脱ぐのにこだわったのはロジャー・ダルトリーおじさんですよ、お茶の間なのに」という発言を受け、先日のグラミー賞に続き、ロジャーがシャツのボタンを全開していることへの賛否両論がTwitterを賑わせました。

ババ・オライリィではオリンピックでロジャーが歌詞を変えたように、今度はピートが"It's only Sandy wasteland!"と被災地を励ますように歌詞を変更。

パフォーマンスもさることながら、スクリーン映像が素晴らしく、特に『See Me Feel Me』では被災地の様子や消防隊といったこの災害のヒーローに焦点を定めたものになっていました。スクリーンと言う枠に留まらない、観るものによって全く違う印象を抱き、感化させる手法は今回も大きな反響を呼んだようです。オリンピックや『四重人格』に続き、ピートが影響を受けたロイ・アスコットのインタラクティブ・アートを、ロジャーとそのクリエイティヴ・チームが見事に具現化したと言えるでしょう。

『ベル・ボーイ』ではキース・ムーンの映像が流れ、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアでもトリビュートが称えられていました。仲間は仲間。一緒に過ごしたかけがえのない日々があるというメッセージが込められているのでしょうか。「最後にロジャーが敬礼しているところに心を打たれた」と好評だったようです。

出演アーティスト達が集う12-12-12コンサートの宣伝写真に「何故ザ・フーだけが最近のものを使わないのか」と問われていましたが、これで辻褄があいますね。

ザ・フーというバンドは各メンバーが全く違う個性でそれぞれ異なる方向へ進みながらも気がつけば同じゴールを目指している。それに気付いたかのような昨今のロジャーとピートの新しく親密な関係が微笑ましくも圧巻のパフォーマンス。最後の二人の満足げな様子が印象的でした。

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