ロジャー・ダルトリーの「ザ・フー『トミー』オーケストラル」のレビューをザ・フー公式フェィスブックに投稿しました。すぐにタイムラインに埋もれてしまうのでリンクを貼っておきます。
異例の日本語投稿になった経緯は、ザ・フーの国内盤ライナーノーツを手がけたこともある音楽評論家が、自身の営業用ブログに、このアルバムのことを「昨年7月のニューヨークと本年2月のブダペスト公演のベスト・トラックで構成された、〈オーケストラ版〉トミーを堪能できるライヴ・アルバム」と、事実と異なる投稿をしたためです。レーベルやバンドが販促真っ最中であることを利用し、ブログアクセスのために公式作品の概要を捏造し、存在しない公演をでっち上げるとは、バンドのみならず、ブログ読者にも不誠実ではないでしょうか。ちょっと検索すればバレるのに。
これにはバンド側も憂慮し、筆者が思った以上に激しい反応が返ってきました。結果として、本当の情報を拡散するに至りました。
本作は「昨年7月のロジャーのニューヨーク公演で実際にライブ演奏したオーケストラを削除し、ブダペストで新しいオーケストラに置き換えて録音したアルバム」です。ロジャーはブダペストに行っていません。使われたのはニューヨーク公演のみで、別の公演とのベストトラックアルバムでもありません。
2000字をまず日本語で書き、英語に訳し、更に英語でチャットしながら日本語で推敲する、という混乱極める作業で、自分の能力を遥かに超えたものでした。それなのにあまり洗練されていないのは、ひたすら文才がないためです。
しかし、（ボキャブラリの少なさゆえにシンプルに書き上げた）英語版は褒めてもらい、切り口が気に入ってくれたのかどうか分かりませんが、この後すぐにザ・フーはビルボードクラシック部門一位の記事を投稿しています。
https://www.facebook.com/thewho/photos/a.114826712330/10155996469227331/?type=3&theater
