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 モンタレー・ポップ・フェスティバルなどを手掛け、コンサート会場でのグッズ販売を最初に始め、1991年に亡くなった伝説のプロモーター、ビル・グラハム。

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 モンタレー・ポップ・フェスティバルなどを手掛け、コンサート会場でのグッズ販売を最初に始め、1991年に亡くなった伝説のプロモーター、ビル・グラハム。

 そのグラハムが所蔵していたアーカイブを買い取り、「Wolfgang's Vault」というアメリカのウェブサイトで有料ストリーミング配信やグッズ販売をしているプロモーター兼サイトの所有者ウィリアム・セーガンが、全米音楽協会から著作権違反で訴えられています。

 その裁判にピート・タウンゼントやキース・リチャードも証人として召喚されるかもしれない、ということです。

 今やお宝として莫大な市場を持つライブ音源。通常であれば、ミュージシャンがパフォーマンス時の著作権を所持し、コンサートのレコーディングに同意する場合、後の使用にも暗黙の許可を得るそうですが、元々ビル・グラハムがこのビジネスを始めた60年代には著作権の概念も曖昧だったことから、多くの争点がありそうです。

 ザ・フーの場合は、弁護団がピートの出版権を精査したところ、被告側が何も著作権登録していないことが判明したそうですが、被告側は「外国の作品」であるから必要ないと反論しているとのことです。

裁判の行方が気になるところですね。

 因みに日本の場合、ザ・フーの楽曲の殆どはJASRACに所属しており、無断でイベントで使用したり、CD-Rを配布したり、ストリーミング配信することは出来ません。
数年前までは、「ピートが公認済」というデマが飛び交い、ファンによってブートレグのダウンロード・ウェブサイトが推奨されていたこともありましたが、これらも全て違法です。

https://www.theguardian.com/business/2017/mar/07/us-music-archive-wolfgangs-vault-copyright-streaming-legal-battle

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