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ブラジル「 O Globo」紙に10月下旬発表...

投稿日:2013年12月11日 更新日:


ブラジル「 O Globo」紙に10月下旬発表されたピート・タウンゼントのインタビュー、ザ・フー公式サイト掲示板の英訳より抜粋。・自伝が1000頁から500頁にカットされたことについて

技術的情報が加えられていたが、例えば『トミー』について書いたものは最近のリリースに使われている。編集によるカットで旧友を混乱させてしまった。

・不倫、児童虐待、同性愛と多岐に渡り、包み隠さず自伝に書き記したことに関して

ただ真実を語りたかった。(書かれた人物を)傷つけたくなかったが、気分を害した者もいるのは分っている。書いたことは殆ど周知の事実で、俺には秘密などない。

・シンセサイザー、電子ギターなど、楽器の移り変わり

ギター、シンセサイザー、DJやサンプリング、どの楽器も未だに健在だ。ギターはヴァイオリンよりも簡単だが、基礎的なピアノや鍵盤楽器よりは若干難しい。しかし寝室でも弾けて、一人でいるときに練習できる。熟達すればすぐ、人前で弾けるようになる。俺は芸術学校時代に休み時間、教室で演奏することで、友人達に才能を見い出してもらった。

・ロックの芸術化。人生を変え、人々を芸術の虜にすることは可能だろうか?

そのうちに分る。俺の次のプロジェクトはかなりシリアスで、老いへの怖れに関してだが、ロックは常にソフトな語り口でシリアスな問題を提起してきたし、それで良ければとっつきやすい形で入れる。ロックはまず、エンターティメントなのだ。

・自伝には音質改善を求めた姿やテクノロジーの役割が書かれているが、まだ追求していることは?デジタル音源とアナログレコードの復活については?

愛用する人間は多いが、アナログレコードは生まれ変わったものではない。生産過程に石油を用いているから復活と呼ぶのは妥当ではない。しかし、その響きは素晴らしい。上手く生産されたCDなら、まだ容認できる。mp3のようなデジタルフォーマットはまあOKだ。いい音ではないが、自分たちがラジオで音楽を聞き始めた頃は、もっとひどい音だった。最初に手に入れた寝室用のレコード・プレイヤーの品質もひどいもので、音も悪かった。結局は音楽次第で、次々と探し求めていったものだ。だから今はそれよりずっとましだ。

・加齢と『避けられない死』について

経験上、年を重ねるほど人生は良くなるものだが、時間も加速する。振り返れば初めの頃はずっと長くて、重要だったのに対し、今は単純で平穏でひっそりとしたことや歯医者通いの繰り返しだ。インドの神秘主義者メヘル・バーバーの信奉者として、輪廻転生を信じている。人間の行動の善悪とこの世の一切の事柄は宇宙の法則で結びついている。カルマだ。だが、この思想は自分がもう一度(恐らく女性として)全てを体験しなければならないのでは味気ない。70歳に近づく誰しものように、人生には飽き飽きしているが、それも僅かの点に限ったことだ。つまり『死が避けられない運命である』ことに関しては、どっちに転んでも「負け」か、どっちに転んでも「勝ち」かもしれない。もし俺が戻って来れたら、良い面も、悪い面もあるだろう。もし俺が戻って来れなかったら・・・・、まあ、それも良かろう。

・新生タウンゼント、または新しいフーのアルバムの可能性

現在『Floss』というソロプロジェクトに取りかかっていて、来年発売の予定。その後2015年にほぼ間違いなくザ・フーの50周年プロジェクトが続く。

最後にブラジルの文化、音楽、人々に関して、ピートらしいユーモラスな回答が続き、ブラジル訪問が叶った際にはブラジルの音楽からギターの影響を受け、如何に多くを学んだか知って欲しいと締められています。

http://moglobo.globo.com/integra.asp?txtUrl=/cultura/pete-townshend-do-the-who-sem-meias-palavras-10551702

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