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【「スタンドアップトゥキャンサー(Stand Up To Cancer) 」ライブレポート】

癌研究のためにセレブ達が集結する米TVチャリティ・イベント「スタンドアップトゥキャンサー(Stand Up To Cancer) 」で、今年はザ・フーの演奏シーンが放送されます。

9月2日にロンドンで行われたパフォーマンス事前収録に参加して来ました。

現ファンクラブ・メンバーから選ばれた100名の他に、地元の大学生、テレビ関係者等が集まり、ヴィクトリア時代の美しい建物「Porchester Hall」で行われた同パフォーマンスは、「Baba O'Riley/See Me Feel Me/Listening To You」の3曲から成るメドレー。
このイベントやザ・フーがサポートする若年性がんのチャリティの主旨にマッチし、短いけれども聞く者の心に訴えかけ、何よりも瞬時にオーディエンスを惹き付ける「ザ・フー・マジック」の健在を証明するものでした。

残念ながら事前に撮影禁止のアナウンスがあったため、写真には収められませんでしたが、若々しく美しい「Stand Up To Cancerコーラス」の皆さんがステージの左右で花を添え、その中に長年のザ・フー・ファミリーの一員、ビリー・ニコルスが姿を見せてくれていました。

サイモン・タウンゼント(g)、ピノ・パラディーノ(b)といったお馴染みのサポートメンバーに加え、ロジャーとウィルコのアルバムにも参加したミック・タルボットがキーボードを担当。注目のドラマーはザック・スターキー。英国在住のミュージシャン達でしっかりと脇が固められていました。

赤く染めたマッシュルーム・カットで、キースがかつて所有していたキットに似たクリア・ドラムを叩くザックは、以前よりもプレイそのものを楽しんでいるように見え、手首の不調があったことなど感じさせない出来映え。

頬に伸ばしかけ(?)の髭があるロジャーの声はクリアで、ザワザワした中、発した途端に曲の世界に観客をワープさせてしまうし、ウールの帽子を冠ったピートも、短いパフォーマンスの中でたっぷりとウィンドミルを堪能させてくれ、そのユーモアも健在。

また、テレビ収録という状況の為、3曲のメドレーを二度繰り返すと事前に聞かされていましたが、パフォーマンスと同時に、触られた数だけ寄付を示すピカピカ光るバトンを観客に回す筈だったのが行われていないハプニング。実際は同じメドレーが三度繰り返されました。結果的にはオーディエンスの熱気も巻き込んだ形になり、この3度目が放映されるのでは?と期待しています。

収録後は観客の去った会場で、ロジャーが関係者らと話していているのをわずか1m以内の距離に居ながら、本当に忙しそうで、今回は挨拶すら躊躇して叶いませんでしたが、その間、thewho.comのウェブマスター、リチャード・エヴァンス氏やザ・フーの二人のマネージャーと歓談し、サイモンにも短く挨拶して帰ってきました。

そこで得た感触では、このツアー、思ったよりも長く続きそうです。

尚、「スタンドアップトゥキャンサー(Stand Up To Cancer) 」は、グウィネス・パルトロウの司会で米国時間9月5日(金)、米国三大ネットワーク他で同時に放映されます。

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