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ロジャーがパトロンを務める青少年がん...

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ロジャーがパトロンを務める青少年がん患者を支援するチャリティ「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト」に、約320万ポンド(約5億5千万円)もの寄附を集めた19歳の青年、スティーブン・サットン(Stephen Sutton)さんが昨日亡くなりました。BBCを始め、イギリス中がこの話題を取り上げています。

2010年9月、スティーブン・サットンさんは15歳でがんと診断され、2012年12月には治る見込みがないと医師の宣告を受けました。

そこでスティーブンさんは「死ぬまでにやりたいこと」のリストを作り、翌2013年1月にStephen's Storyというフェイスブックのページを立ち上げます。

「スカイダビングで寄附」(達成)、「僕より大きい動物にハグする」(象にハグして達成)、「ギネスに載る」(ハートサインをする人の数で達成)等の目標と共に、TCTに百万ポンドの寄附をしようと決意しました。

彼の親指を立てるジェスチャーのサムズ・アップ写真は多くの人々の共感を得て、携帯から寄附を呼びかけるカードを持った人達(ロニー・ウッド等のセレブを含む)の写真がツイッターなどのSNSに広まりました。

スティーブンさんの死後も寄附は寄せられ、現在4百万ポンドにも及んでいます。

スティーブンさんのウィットに富む言葉をいくつか引用します。

「がんを僕のちょいワルな彼女にしてるところ」
「人生が時々公平じゃないってことが僕のモチベーションみたいだ、もっと世の中をよくしてやるぞ、ってね」
「悪いことは起きる、でもそれにどう対処するかで君が本当は何者なのかを決めるんだ」
「毎日が善いひとになって、人生でポジティブな何かをするチャンスだよ」

「素晴らしく勇気ある青年だった。スティーブンは世界中のティーンエイジャーに感銘を与えた。彼の短い人生は、これからも影響を及ぼしていくだろう。御家族にとっては大変辛いことだが、彼はとても溌剌としていた。そんなに重い病状だなんて思ってもみないだろう。信じられないほど気立てが良くて、病気を隠さないように、他のティーンエイジャーを励ましていた。ティーンエイジャーが必要なケアを受けられるよう、世間にはスティーブンのような良いお手本が必要なんだ」ロジャー・ダルトリー

このような絶望的な状況の中で、微力と思われがちなティーンエイジャーが何かを生き甲斐に変えられる、それこそがこのチャリティの意義なのかもしれません。

ロジャーとピートが行なっていることが、少しでも多くの皆様の目にとまりますように。

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