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昨日は『四重人格』北米ツアー・キック...

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昨日は『四重人格』北米ツアー・キックオフ一周年。北米では、親しいファンの間でプチ記念パーティーも行なわれていました。
そこで、このページでも『四重人格』のことを再度取り上げてみます。

以前、日本でも放送されたBBCワールドニュースの「ザ・フー『四重人格』インタビュー」をご覧になった方はいらっしゃいますか?

この投稿の動画は昨年、UKツアー発表時にアメリカBBCで放映されました。
日本で放送される時は、このインタビューのフルバージョンを期待していたのですが、動画最後にある、

Q:「今でもテレビをホテルの窓から放り投げていますか?」
ピート「今のテレビはデカいプラズマで壁に張り付いてるから取れねぇ」
ロジャー「年寄りロックバンドのために明るくしてるんじゃないの」
という名言(?)が省かれていました。

また、その後に本国イギリスで一週間遅れで放送された時には、日本では放送されなかった部分も含まれていました。
その内容は音楽業界の現状に一石を投じるもので、日本でも一部メディアで報道されたロジャーのミューズに関する発言にもつながっています。
かいつまんで記しておきますと、

Q:『四重人格』は紛れもない「コンセプト・アルバム」だが、現在こういうものを作るのは可能だろうか?

A: 今どきの音楽にはiTunesのような問題がある。アナログレコードなら一面を聞いたら次に二面、というように、始めはしっくりこなかった曲にも馴染むチャンスがあったが、iTunesでは好きな曲しか聞かない。『四重人格』も同じで、昔はラジオ局がたくさんあって、全編を「通し」でかけてくれ、きっちりと練り上げられた作品の世界への冒険に飛び込むことも、飛び降りることも可能だった。スタジオ・レコーディングとライブには大きな差があり、ライブはもっと複雑だ。「ミューズを観たことがあるか」と聞かれて、「ない」と答えたら、ミューズは世界で最も成功したバンドのひとつだが、とにかく、「彼らのライブはとてつもなくスペクタクルだから、観ないといけませんよ」と言われた。それがこのショーにも当てはまる。『四重人格』ライブは「一大スペクタクル」なんだ。

というように、日本でも一部メディアで訳されていた英NME誌のロジャーのミューズへの発言「ミューズは自分たちがやってきたことを新しいテクノロジーでやっている」に関連した部分がカットされていました。
つまり、「『四重人格』の『スペクタクル』という概念は、実際に見なければ」と説明しているのですが、日本で『四重人格』が上演されなかったのは本当に残念でしたね。

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