一つ前の投稿にミック・ジャガーのスターグローヴ邸のことを書きましたが、ちょうど英音楽誌UNCUTによるグリン・ジョーンズ（エンジニア／プロデューサー）のインタビュー記事が入って来ました。
ビートルス、ストーンズ他の名作アルバム秘話について、ザ・フーでは『フーズ・ネクスト』を語っています。
「『無法の世界（Won’t Get Fooled Again）』をスター・グローヴで録音したことは決して忘れない」そうですが、グリン・ジョーンズのキャリアの中でも一きわ燦然と輝く作品で、そのピートの才能を活かすと同時に、他のメンバーと折り合いを付けるのが、決して楽な仕事ではなかったのが伺えます。
これはロン・ネヴィソン（同じくエンジニア／プロデューサー）が『四重人格』のレコーディングでも同じようなことを語っていました。
天才ピートのビジョンを完全再現するアルバムという額縁のある世界、各メンバーの超人的な技量と才能を余すところなく発揮するライブとの印象の差、ザ・フーの魅力はそんなところにもありそうです。
