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先週末、ザ・フー公式サイトthewho.com...

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先週末、ザ・フー公式サイトthewho.comのウェブマスターが亡くなりました。
(他にもfacebook、Twitter、Myspaceなど、ネット上のザ・フー公式アカウントを担当)
ザ・フーのマネージャーに確認をとったところ、死因はまだ不明とのことです。

頻繁に日本のフー・ファンの前に姿を表すことはなくても、このページをバンドを代表して承認し、温かく見守ってくれ、私達の意見をメンバーやマネージメントに伝えてくれる、限りなく頼りになる存在でした。

東日本大震災への素早いザ・フーのレスポンス、ロジャーの来日の際に寄附が出来たのも彼の尽力があったからこそ。
早合点した武道館CD発売を素早く訂正してくれたこともありました。

また、近年ではロジャーの『トミー』ツアー、ザ・フーの『四重人格』でエグゼクティヴ・プロデューサーとして活躍、ピートとロジャーの追悼文(下に訳文投稿)にあるように、その創造性を通じて彼らの新しい関係にも深く関わっていました。
あの二人にザ・フー・チームとして接するのはどれだけ困難だったか想像に難くありません。しかし決してあきらめず、常に二人に感謝し、確かに反響しあっていました。それは「何人目かのザ・フー」と呼びたくなるほどの見事なインタラクションでした。

存命であればザ・フー50周年にはきっと素晴らしい働きを見せてくれたことでしょう。

個人的には「ミュージック・ビジネスの良心」を垣間見せてもらえ、ますますこのバンドが特別なのだと感じさせてくれる存在でした。単なる一ファンを「クレイジーなフー・アドベンチャーの同志」と称え、時にはその家族すら親身になって気にかけてくれていました。もちろん日本のファンも例外ではありません。一方で、厳格で公平な接し方に学ぶ事もたくさんありました。それは決して理解を得られない、時として孤独な戦いにも成り得ましたが、常に理解し、励ましてくれました。今でもすぐメールで元気づけてくれそうな気がします。

残念でなりません。今までありがとう、ロブ。合掌。

ピートより:
ロブ・リーのことはこれからも「親切だが信念を持った」奴として忘れないだろう。あいつがギャングなら、「残酷だけど公平だ」と言われただろうに。見たままの真実をザ・フー関係者全員に話すことにたじろがなかった。奴は誰も恐れなかったのだ。

最期の数ヶ月、イギリスの冬はひどく荒れっぱなしだ。あいつは浜辺を犬と一緒に散歩するのがどんなに好きか、風や雨が今まで以上に生きている実感を与えてくれると言って、よくメールしてきた。つまり最期の日々は、あいつがいつも夢見ていたイングランド南部の海の近くで過ごせたってことだ。

奴の死を聞かされてすぐに、俺はあいつを愛していたんだ、って自覚したよ。好きなのはわかっていたけど、ときどきあいつは俺をイライラさせたからな。だが、こんなにもあいつのことが気になっていたなんて分っていなかった。

言うまでもなく、俺たちはあいつが懐かしくてたまらないようになるだろう。だが、ウェブサイトでも、俺たちのキャリアの全ての面においても、ザ・フーとしての奴の働きは掛け替えのないものだ。俺とロジャーが一緒に働くのを新しいやり方で助けてくれ、あいつがいなかったら、俺たちが今嬉しく思っているように意見が一致することはなかっただろう。

あいつが何処に行ってしまったにしろ、パワー・ポイントのプレゼンがないといいな。話が延々と続くかもしれないから。あっちの、天国には海があるだろうけど、そよ風がたくさん吹いて、河原と、散歩してくれる犬がいてくれるのも望むよ。

ロジャーより:
ああ、懐かしくて、懐かしくて、たまらなくなるだろうな。
ここ数年というもの、俺のことをものすごく助けてくれたのに、それに取って代わってくれる奴なんて見つからないだろうから。ただの友情や会議のことだけじゃなくて、その創造性が、だ。
彼がいなかったら、去年の『四重人格』プロダクションは決して開催されなかっただろう。いつもありとあらゆることを正直に、ユーモアで話し合ったもんだ。ものすごく大好きだったよ。

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